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2016年2月14日日曜日

ドキドキブログ2周年

【お悩み】
うっかり2月14日バレンタインデーにブログを始めてしまったために、毎年一切チョコレートをもらう当てもないことを告白しなければならなくなってしまいました。関係ないクリスマスなどは知らんぷりでスルーできるのですが…。この先もブログは続けて行きたいのですが、ずっとこんなことを続けていかなければならないかと思うと憂鬱です。何か良い解決法は無いものでしょうか。

【お答え】
読んでる人はブログがいつ始まったかなど大して気にしていませんよ。節分あたりに始めたことにしてごまかしちゃえばいいのではないでしょうか。あと女子に大人気のねこあつめの事とか書いたら女性も見てくれるブログになると思いますよ。頑張ってね。(CV : ガチャピン)


というわけで開始記念の節分からは少し遅れてしまったのですが、このブログもめでたく2周年を迎えました!え?何か?今回も校長先生の話はくどくて混乱してやたら長くなると思いますので、皆さんはどうぞリラックスして気楽に読んでくださいね。あっ!そこの人!何をしても何を食べてもいいがチョコレートを食べるのだけは禁止と言っているだろう!何を考えているんだ!空気を読みたまえ、空気を!

…すみません。そろそろちゃんと始めます…。

というわけでこのブログもなんとか2周年に漕ぎ着けました。まあ、昨年の1周年では今同様の体調で、年末から1月にかけ休みが多くなり、ちゃんとこの先続けて行けるのだろうか、という状況で自分を奮い立たせるために何をやりたい何を読みたいワーギャーという感じになってしまったのですが、もう1年やってみると、まあできるときにはできるんじゃないの、ぐらいの気分にもなる余裕も出てきたので、今回はもう少し落ち着いてやっていければ良いなと思っております。
振り返って、ワシ何でこんなこと始めたんじゃろうか?、と薄れかけた記憶を掘り返してみると、せっかく面白いものを見つけたのに周りに話の通じる相手が全くいないので、それなら当てもなくブログ作って書いてやるわい!ということだったのです。しかし、常識的に考えて、こんなところでわけの分からん奴が人に読んでもらうような努力も一切しないで書いたものがそうそう人に見てもらえるものでもないのは当然のことで、まあ50個ぐらい書いたら誰か見つけてくれるかな、目指せ50個などと考えて始めてみたわけです。しかし目標以前にちらほらと読んでくれる奇特な人も現れ始め、昨年やっと達成した50個もよく気付かないうちに過ぎていたりもしたのでした。そうは言ってもいくら自分のような変人でも誰も見てくれなかったら50個も書けなかっただろうなと今になれば思います。こんなブログが続いてきたのも、時々でも見て下さる皆さんのお蔭で、本当に感謝しております。ありがとうございます。現在も、初心を忘れず、というかあまり人間的に進歩の無いまま、面白いの読んだから誰かに話したいな~、という気持ちで続けており、これからも頑張って行こうと思いますのでよろしくお願いします。
しかしながら、大抵は自分と同じものを面白がってくれる人もやっぱりいくらかはいるのだな、と喜んでいるのですが、時折読んでくれているのは実は一人だけで、『メメント』みたいに記憶がすぐなくなる人が同じところを何回も繰り返し見ているのでは?というような不安に駆られたりします。まあ、でも近所サイズで考えれば聴いてくれる人が一人いればよかったのですよね。そんな時は、その人は、外国からとかのアクセスもあるのできっと世界中を飛び回っている松嶋奈々子さんぐらい美人でバレーボール選手のようにでかい…うわっ!妄想の世界に入ってるうちに思い切り偏った趣味を暴露しとるっ!?

それでは、ここからはこの1年の反省やらと、今後の展望・希望などについて語ってみようと思います。まああまり反省が過ぎると、この先続けていく意欲が薄れるので適度に。私なんて超貧弱な英語力で読んでるのだから、きっと初歩的な誤読も多いだろうし恥ずかしいからもうブログやめちゃおうかな…いや、いかんいかん。
昨年はコミックの方からやったので、今年は小説の方から。この1年というか、特に後半はあのCharlie Hardieトリロジー(次回『Point & Shoot』登場!)にずいぶん暴れられて、まあそれはそれで良かったのですが、なんか色々読む予定が変わってしまって読めなかった本もあったり。Barney Thomsonとか一昨年年の瀬あたりに読んでて楽しかったので、去年もその辺に読もうかなと思ってたのですが。あとDestroyerもあんまり進まなかったな。去年見つけたところでは『JET』のFPS風というのが意外な発見でもっと色々拡げてみたかったりもしているのですが。あとはずっと思ってるホラーで、特に日本に入って来にくいバイオレンスやビザール方面を探って行きたいという希望もあるのですがなかなか。
相変わらず読むのが遅いのが悩みの種ですが、書く方も遅くて、やっとTom Piccirilliさんの追悼ができたもののまだ結構な重要作が2冊も残ってたり、『True Brit Grit』もなかなか終わらなかったり。まあ結局は早く読んで早く書けよっ、ということですね。頑張ろう。
昨年書いたことでは翻訳は止まっているものの活躍中のヴィクター・ギシュラーやジェイソン・スターあたりは読みたいというのがあったけど、結局届かずというところで今後はなんとか頑張って行きたい。リード・ファレル・コールマンとかも放っておいてよい作家じゃないし、他にもあれやこれや。あと1950~60年代あたりので手頃な値段で読めるのが結構あったり。とか言い出すと本当にきりがないのだけど、一方でどんどん出てくる新しい作家について語って行くのが自分の使命ではないかと思ったり。All Due Respect Books、Snub Nose、New Pulp Pressあたりはもっと追って行きたいのですが。あとはまだ全然手を付けられていないけど、もはや公認2次創作みたいなのも出てる大量発生中のリー・チャイルドのフォロワーについても探って行きたい、などなど。
それからもう一つやらねばと思っていることは、始まったばかりの頃勇んでやってみたものの、あまりに力足らずで非常に中途半端なまま終わってしまった、インディー・パブリッシャー、アンソロジーなどについての書き直しであります。まだまだ読めてないところは多いけど、もう少し状況が見えてきているのでもう少しは役に立つものが作れるのではないかと。
飢饉続きで新しいものがなかなか翻訳されないこのジャンル。放置されているうちに「ソフトボイルド」「ハートボイルド」などと称する便乗商品がはびこったり、はたまた「美しい女子大生からのストーカーから守ってほしい、との依頼を受けた俺は、犯人の若造を思う存分叩きのめした後、女子大生とあとくされの無いセックスを楽しみ、物語後半ではおじさん呼ばわりするJKに付きまとわれる。」というような、「平凡で何のとりえもない高校生の僕の周りにある日突然美少女達が集まり始めた。」みたいなのと実態は変わらない願望満載の親爺ラノベがハの字のたすきを掛けて大手を振ってまかり通ったりという惨状。たとえ見てくれているのが記憶のすぐなくなるガイ・ピアーズさんただ一人でも(「この手に書いてあるガチャピンって何だろう?」)新たなハードボイルド/ノワールの名作を1冊でも多く、全力で読んでお伝えして行かなければと強く思うものであります。

続いてコミックについてです。相変わらず実際には日本でどのようなアメコミが読まれているかというようなことにもほとんど知識の無い私のようなもんがやることなのかなあ、と時々思いつつ続けております。まあ、あんまり知ると余計に考えて書きにくくなるかも、という気持ちもあってあまり深く調べたりしていないところもあるのですが。でもやっぱりそういったコミックに関しての情報のあまりに少ない現状では、とにかく読んだものについては書くぐらいのことをするべきなのでは、という思いがあるのですよね。しかしながら、やっぱり時々には、オレって「ナルトってゆう面白いマンガがあるんですよ」レベルの事を書いてる恥ずかしい奴なのでは、と不安に襲われたりもしつつ。
この1年の自分的な成果としては、かなりこだわりのある『The Boys』について書けたことや、『Hellbrazer』『Queen & Country』あたりに取り掛かれたことでしょうか。ただ一方で、「第○回」や「前編」みたいのが多くなり過ぎてるのはちょっと問題かな。
まだまだちょっとなのだけど、Image Comicsあたりの新作についても書けたのは自分としては良かったと思います。最新情報を追って行くという柄ではないのだけど、やっぱりこの先の展開については自分でも注目しているので、気になる話題作については早めになるべく多くとりあげて行きたいと思います。Image Comicsはそれほど長くないものも多いし、マンガ好きで海外のものも読んでみたいという人にもとっつきやすいと思うのですが。
あと、Vertigoについては色々書きたいと思いつつも、中途半端にしか読んでないものが多くて結局『Hellbrazer』しかできなかったな。『Fables』については、このくらいのもやんなきゃ、と勇んで1回やったら安心してしばらく読んでいなかったら昨年完結してしまいました。何か背後に大きな物語もあるように予想されるシリーズですし、ちゃんと追って行かなければとは思っていたのですが。今は反省して定期的に少しずつ読んでいるので遅ればせながら2回目を間もなく書けるかと思います。すみません。設立当初からの有名な編集者カレン・バーガーの2013年の退社以来出版点数も縮小傾向にあり、どうなるのかと思っていたけど、新体制も整ったようで昨年秋からは多くのシリーズも始まりこの先も楽しみなVertigoですので、過去の名作とともに新作についても追って行きたいと思います。この1年では書けなかったDark Horseやら他のパブリッシャーのものについてもがんばって行かなければ。あっ、2000AD…。いや、書くのが激しく遅れてるだけです。もしかしたら2期続けてやることになるかも…。
それから、地味ですが前から結構好きで書きたいと思ったいた『Blue』について書けたのは自分的には嬉しかったりします。あまり空気を読んだりせず書きたいものについて書こうと思ってはいるものの、やっぱりあまり人が見てくれなそうなこういう作品については後回しになったり。こういうものについても書くには、もっと書く数を増やしていかなければな、と思うばかりです。長いものを書くのはそれなりに意味があると思うけど、TPB1冊ぐらいの単位で短いものを増やして多くの作品について書いて行きたいというのがこれからの目標です。
注目中のライターについてはJeff Lemirieはなんとか『Animal Man』をぼちぼち読んでいるところ。他にBrandon Graham『Prophet』やスウィアジンスキー『X』など。後半2つについてはまた旧作の方を読んでモタモタしていたり。『Animal Man』もグラント・モリソンのを少し読んでるけど、そのくらいになってしまうとあまり広げ過ぎても収拾がつかなくなるかなとも思うところなので適度にまとめて、という感じでその辺についてはそろそろ書いて行けるものと思います。
昨年読むと言っていたAl Ewing『Mighty Avengers』については、実はまだ手を付けてません。別にAlさんを見限ってとかいうわけではないのですが、Jonathan Hickmanの『Avengers』『New Avengers』あたりを読み始めたらやっぱり例のストーリー・アークとかあるしその辺ぐらいとは横並びにしておかないと、とか思ってしまって…。そろそろなんとか届いて読み始められるかと。もうマーベルでは次の流れが始まっているというのに…。自分も読んでるものとしてはマーベル、DCあたりが一番多いはずだけど、本格的に語るのは到底無理そうですね。DCも次の流れが始まっているのに、まだDC52ほとんど読めてないし。マーク・ウェイドの昔の『Flash』読んでたりとかね。
それからDavid Lapham『Stray Bullets』とMatt Kindit『Mind MGMT』については、えーと、お馴染みの貧乏性が発動してさっぱり進んでおりません。この辺あまりにも好きで…。『Stray Bullets』は1号読んでうひゃーってなっちゃって、しばらくたってちゃんと読まなきゃと思って2号読んでまたうひゃーってなってという有様で。もはや感想ですらない…。『Mind MGMT』についてはMatt Kinditの大嘘を理屈で固めて構築するという手法(へ理屈ともいう)があまりにも自分のツボにはまっていて、なんか読み始めたら止まんなくなりそうで読み始める時を決められないような。まあ、昨年にはめでたく完結した作品でもあるし、早く読み始めて止まらなくなります。他にも注目のライターは多いのですが、とりあえず最低この辺だけは超鈍速でも追いかけて行かなければと思っています。あとウォーレン・エリスはそろそろ何か書けそう。
ライターがいて作画がいて、という構造上どうしてもライター中心に読むという形になってしまう米英のコミックなのですが、アーティストについてもなんとかしたいとはずっと思っていて、前回の『Harbinger』でたまたま思い付いたところでまだぼんやりしているのですが、例えばComixologyあたりを参照して作品リストを作るみたいな形でやってみるといいかなと考えています。というのは前回のMico Suayanだったり、Jerome Openaだったり、Travel Foremanとかというようなもはや超人的なアーティストも存在するのですが、そういう人たちは作画にかなり時間もかかるもので、なかなかひとつのシリーズをメインで担当するということにはならずうまく作品と結びつけて紹介することができなかったり、TPB単位で探すのも難しかったり、またキャリアもまだ短くてウィキペディアも作られていない人もいたりもするわけなので、色々散らばっているissue単位のリストを作ると役に立つのではないかと。まあまだぼんやりとという状態だし、手間もかかりそうだけどなんとかやってみたいものだなあと思っています。
あと、小説の方と同じようなことでちょっとやっておこうかなと思っているのが、デジタル系のコミック・ショップやアプリについてまとめてみようかということです。そちらの方ではComixologyがアメコミのみならず世界的にも現状では一強が確定のところではあるけど、前に一度だけ書いた英SEQUENTIALが結構充実してきていたり、Motion Bookで出てきてどうなるのかなと思っていたMadefireが最近になって意外に躍進を遂げていたりというようなこともあったりするので。なんか今更かもしれないけど、これから役に立つ人もいるかと思いますのでやってみる価値もあるのではと思います。

と、書いてみるとまたコミックの方が著しく長くなってしまってのですけど、これは1冊ずつ集中して読んでる小説の方とあっちこっち並行して読んでいるコミックとの違いというようなことで、両者のモチベーションは変わらず、というかやっぱり少し自信の無いコミックの方が低目かもしれないけど、今後も1:1ぐらいのペースでやって行くつもりです。しかしまた色々と思い付くだけやりたいことを並べてみたけど、やっぱり今のペースでは到底実現できないし、具体的にどうすればよいかと考えるに、うーん、なんかパワーアップする!気合とかで!…子供かっ!
とりあえずはまだまだやりたいことが沢山あるので、色々と力尽きるか、今日思いがけない素敵なハプニングが起こって人生が変わる!とかいうことが無い限り、当分はこのブログも続けて行けるものと思います。いや、何にもないよ…。今日も日曜で外出る予定も無く家でゴロゴロしとるだけだしさ…。あっ、でも窓からバレーボールが飛び込んでくるとか?

かなり異様に変形とかしてるけど、これも基本は読書ブログなわけで、そうなるとこの1年のベスト的なものを出してみるべきなのかな、と思うのですが、まだまだ小説についてはそれだけの数に達してもいないのでなかなかそこまで行けないのですが、とりあえずおススメとしては、日本で翻訳されないのに腹が立ってきて書いてるうちに無茶苦茶になっているケン・ブルーウンとか、ドゥエイン・スウィアジンスキーとか、Anthony Neil Smithとかのあたりです。コミックについても同様ですが、こっちは更に読んで無いものにベストが沢山あるようで余計選べなかったり。まあその中では期待以上の傑作でかなり胸を熱くさせてくれた『Southern Bastards』はなるべく多くの人に読んでもらいたいなあと思っています。

というわけで、なんとか無事(かな?)に2周年を迎え、今後もできるだけ頑張って行こうと思います。これもみなさんか、ガイ・ピアーズさんただ一人のお蔭と本当に感謝しております。またこれからも宜しくお願い致します。そして、皆さんが楽しみにしている春休みもだんだん近づいてまいりましたが、繁華街などに出掛ける時はくれぐれも行動には注意を払い、銃の携帯を忘れないように。以上で校長先生の話は終わりです。では、解散!


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