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2020年1月21日火曜日

White Trash Gothic / Edward Lee -第1回スプラッタパンクアワード 長編部門受賞作!-

2020年一発目はコレ!遂に、というかやっとの登場となりました2018年の第1回スプラッタパンクアワード 長編部門受賞作、エドワード・リーの『White Trash Gothic』であります!
日本では、国内的には幾らか細々とでも書かれて出されているのかもしれないけど、海外からのものについてはほとんど壊滅的なこのジャンル。そんなわけでこのスプラッタパンクとかエクストリーム・ホラーというジャンルの重鎮であるにもかかわらず、日本では短編中編ぐらいで長編小説の翻訳はゼロという悲しい状態のエドワード・リーであるのですが…。この作品はそんなエドワード・リーの集大成というべき作品!いやスプラッタパンクアワードという機会があってこの作品に出会えてよかったよう。こうしてこの作品を手に取ったからは、このスプラッタパンク発展途上国ニッポンにエドワード・リー普及の礎を築くべく、この作品について解説・お勧めするのでごわす!どどーん!ざっぱーん!スプラッタパンクの泥船来航じゃ!放置しとけばお前んちの庭先で沈没してやな感じの迷惑かけるぞっ!

【エドワード・リーについて】

まあ最前からゆーとる通り、日本ではあまりお馴染みじゃないエドワード・リー。いきなりここで「集大成」などといわれても戸惑う人も多いかと思うので、とりあえずウィキペディア(英語)を参考にさせてもらって、ざっとですが履歴を紹介しときます。作品リストやらKindle版で手に入るやつとかは後ほどに。
1957年ワシントンD.C,生まれ。軍隊経験、短期間の警察勤務経験もあり。1982年にPhilip Strakerのペンネームで『Night Bait』で長編小説デビュー。以降ホラー小説を中心に40作以上の著作があります。1982年のデビュー後もフルタイムの作家になるまで15年、夜警などの仕事をしながら作品を発表し続けてきた苦労人。日本ではジャック・ケッチャム、リチャード・レイモンとの3人による同一テーマの中編競作集『狙われた女』(扶桑社ミステリー刊)が翻訳されています。これについては前に『Header』について書いた時にちょっと言及しとるので興味あったらそちらをご覧ください。他に短編の翻訳とかがアンソロジーであったと思う。『狙われた女』の共作であるケッチャムとは大変親しかったようで、共作のアンソロジーもいくつかあり、『Header』が映画化された時には2人で警官役としてカメオ出演しています。その辺について詳しくは私の方で映画について書いたこちらを見てやってください。
まあ割ともっともらしく書いてはいますが、かく言う私もリー作品で読んだのはこの他にはまだ『Header』一冊のみという状態。それもほとんど偶然もいいところ。Kindleで洋書を読むようになってまだそれほども経たない頃、当時はまだ電子書籍の総量も今より多くなかったこともあるのでしょうが、米Amazonでノワール作品を見ているとよくホラーに属する作品がおススメに並ぶことも多く、自分もなかなか読めないながらもホラーは好きなので、そちらのパブリッシャーのホームページなども良く見ていたわけです。そんな流れで『Header』や今回の『White Trash Gothic』を出版していたDeadite Pressがホリデーシーズンか何かでセールをやっていたのを見つけ、とにかく作家とか全然わからんけどこのめっちゃ怖いカバーのをこのチャンスにいくつか入手しとかねば、と数冊闇雲に購入。その後せっかく手に入れたのだからなんか読んでみようっと、と偶然読んだのがかの『Header』だったというわけです。いや、こちらのジャンルを長年ウォッチしているようなファンの人からすればおめーふざけんな、ぐらいのところだろうけど、運命的な出会いというのはこういうもんじゃないでしょうか?あー、使い慣れない「運命的な出会い」とかいう言葉使っちまったけど、なんかそんなワードで検索する奴にこの『White Trash Gothic』ぶつけたら楽しかろうな。もう一回書いとこ。運命的な出会い!…また思い付きで脱線してしまってすまん。とにかくこれが私とエドワード・リー作品との運命的な出会い(4回目)で、この集大成となる『White Trash Gothic』を読んでその思いはさらに深まっています。またいい加減長くなっちまってるのでこの辺で本編の方を。そのあたりのことも書きながら進めて行きますんで。

【White Trash Gothic】

さてここまででも随分言ってきているエドワード・リーの集大成とはどういう意味なのか。それはまず単純にこの本の前書きに書かれております。「この話にはワシが今まで書いた色々な話が出てくるぞい。後日談だったり、前日譚みたいのもあるがな。ワシの他の本も読んでたらもっと楽しめるからみんな買えよな。(大幅な意訳)」さてそれらがどんな風にこの作品に取り込まれているかが「集大成」と言わしめるところなのか、というところです。では作品のあらすじを!

私は記憶を失った。
私は自分が誰で、これまでどのように生きてきたのかという記憶の一切を失った。どこで生まれ、どのように育ったのか、そのすべてを。
見た覚えすらない「友人」や、仕事の関係者から、私は作家であったことが伝えられている。しかし、これまでに私が書いたという小説を読んでみても、それを書いた記憶は全く蘇ってこない。
日常生活を普通に行うための知識は失われていない。そればかりか、作家であった私が記憶を失う前に読んだのであろう様々な文学作品については克明な記憶がある。
だが、私は自分自身についてのあらゆる記憶を失ってしまった。両親の顔や名前すらも。
私は何故すべての記憶を失ったのか?記憶を失う前の私に何が起こったのか?
唯一の手掛かりは、あるモーテルに私の所持品として残されていた、古びたタイプライターとそこに残っていた一枚の原稿だけだ。
ホラー小説と思しきその一枚きりの原稿の冒頭には、タイトルがこう記されていた。

『White Trash Gothic』

短いその発見された原稿からこの作品は始まり、一人称による語りへと移行して行きます。何かに怯えながら待つ主人公のいる部屋のドアにノックがあり、そして彼は待ち受ける恐ろしい運命に向けて踏み出して行く、というのがその内容。
ここで語り手になっている「私」は、その後の様々な描写(デブで髭モジャで60代、等)でエドワード・リー本人がベースになっていることはわかるのですが、作家のタイプとしてはかなり違っています。この作品の主人公の作家はホラー小説家ではなく、住居を定めず各地のモーテルを転々とし、その地で見つけた物語を書く文学作家ということになっています。
物語冒頭部分のパートでは、記憶を亡くした私が見る恐ろしい夢が書かれています。それら6つの夢はいずれもリーによって書かれたホラー小説の一場面となっているようです。ようですとか言ってるのはそれらを読んでいないから私が確認できていないということで、唯一読んでる『Header』がその中に含まれており、その他タイトルからわかる『The Bighead』や『The Minotauress』などもあるようなので、そういうことで間違いないと思います。そしてこれらの夢は、もちろん今後の展開に深く関わってきます。
ここまででちょっと気になっている人もいるんじゃないかと思いますが、記憶喪失となった主人公はどこかで倒れているのを発見されたとか、朝目覚めたら記憶が無くなっていたとか、その辺の発端となることについては、実は一切書かれておりません。まあそれを作者や作品の欠陥と早合点するなかれ。彼のほんのわずかの作品しか読めていない私ですが、このエドワード・リーという人、思い付き勢い100%のように見える『Header』のような作品でも、読み終わってみると結末から逆算したと思えるほどに巧みに伏線などをちりばめて作品を丁寧に構成できる、技巧派の作家と見ています。そんなリーが作品の最初でそんな雑なことをしたというよりも、ここには何か理由があると考える方が自然ではないか。とりあえずはここんところであんまりひっかからずにとにかく先読んでみろよ、ということです。

物語は一人称の語りから始まるのですが、それは冒頭部分だけで、夢の話が終わったあたりで姓名不詳の「作家」を主体とした三人称の記述へと移行します。
作家は精神科の担当医(エロ女医)から、その原稿が最も重要な手掛かりで、それが見つかった場所に行ってみれば記憶を取り戻すきっかけになるかもしれない、と進言される。
それはその土地の警察から彼の編集者へ送られてきたものだが、モーテルの所在地や名前などの詳しい情報は伝えられていない。だが、そこがウェストヴァージニアにあるLuntvilleという町であるところまではわかった。そして作家はその地を目指し、単身グレイハウンド・バスに乗る…。

そしてバスがLuntvilleに近付き、休憩となるショッピングモールに立ち寄るあたりから話はグロテスクになり始める。SAというより道の駅的なところかな。バスを降りてモールに立ち寄った作家は、その窓の外に恐ろしい光景を目撃する。いかつい4人の男がカップルをリンチし、女をレイプしている!?よく見れば4人の男達は顔も体つきも同じ、4つ子か?あまりの凄惨な光景に助けを求め、周囲を見渡すと、地元民らしき人々が窓の外を眺めて笑っている!?
大変だ!すぐに警察を呼ばないと!
カウンターの中から出てきた女性店員が、作家に語り掛ける。
心配ないわよ、あの4人がここの警察だから。あの二人はここが田舎だから好き放題できると思って来たドラッグの売人よ。このあたりにそんな害虫を寄せ付けないために、そういう連中が現れたら徹底的に痛めつけるのがここのやり方だから。
それにしてもやりすぎでは…。しかし、作家に成す術はない。
都会から来たようね。どこへ向かっているの?
先ほどの女性店員だ。髪まで真っ白でピンク色の目が印象的なアルビノ。面長で顎の突き出した顔は器量がいいとは言えないが、妙にそそる体つきをしている。
Luntvilleへ向かっていると答えると、彼女もそこから通っているのだという。到着しても何の当てもなかった作家が町には泊まるところがあるのか、と尋ねると自分もそこに住んでいるというホテルを教えてくれた。
彼女の名前はSnowie。Luntvilleでまた会いましょう。
バスはやがて出発し、そして作家はLuntvilleへと到着する…。

結構長くなってしまっているが、ここまでが序章で、Luntvilleへ着いたここからが本編というところ。
ここで出てきたSnowieは、この後物語に深く関わってくる重要キャラです。ピンクの目のアルビノというのは、この物語における『不思議の国のアリス』のウサギという役割を示唆しているのだろうと思うのだが。
そして作家はこのLuntvilleで、もはや自分の記憶探しどころではないほどの異常な事態に次から次へと巻き込まれて行くことになる。暴力、殺人、拷問、レイプなど、思いつく限り、ぐらいの様々なグロテスクな事態が日常の悪夢のような町Luntville。そしてその中に断片的にこれまでのリー作品に登場してきたモンスターや事件の伝承・残骸が織り込まれて行く…らしい。いや、ホントオリジナルを読んでいないのではっきり把握できないのがなんとももどかしいところなのだが、唯一読んだ『Header』の残虐一家が住んでいたあばら家の前を通るシーンなども出てきてそこだけはわかったので、そんな感じで色々なところにある正体不明の謎のシーンとかもここはきっとなんかのなんかなんやろうなあ、と漠然とは想像できたりもする。
明らかに作者自身である記憶をなくした主人公が、その過去作品の数々の恐怖が埋め込まれた田舎町で悪夢のような事態に巻き込まれて行くホラー。これをホラー作家エドワード・リーの集大成と読まずしてなんと読むか?

そしてこの作品には実はホラー小説のファンなら誰でも、おおっこれを仕掛けてきたか、と思わせられるある更なる仕掛けがある。私はこれに、本の後半で作家がこの町の更に底辺のようなトレーラー集落みたいなところに行って長老のジジイにLuntvilleの昔話を聞くところでやっと気付いたのだけど、言われてみればあっちこっちにヒントが隠されていたので、もっと強者のホラーファンの人なら早く気付くのかも。いや、私も職場でお昼を食べながら読んでてここにたどり着き、思わずおおっと声を出しそうになったのですよ。しかし考えてみるとワシこのかなりエグイ本の相当の部分をメシ食いながら読んでたんだよな…。だって読書に当てられる貴重な時間じゃん!まあそれはさておき、もし途中でわかんなくても親切なリーさんは本の最後の方でちゃんと正解を書いてくれているのでご心配なく。え?だから正解は読んでのお楽しみだって!

ところで、まあ賢明な人なら私のここまでの文章にちょっとした違和感を感じてるかもしれない。おめーこの話最後まで読んでんの?その通り!実は私はこの物語を最後まで読んでいない。いや、この本自体は読んだのだけどさ。実はこの物語はこの本だけでは完結していないのだ!最後に「つづく」って書いてある。やっぱ集大成だけに予想以上に長くなってしまったというところだろうか?いやまあ謎は深まったり、いろんなことが次々に起こったりで全く結末に近付いてる気配は無いんだが。しかし!安心されよ!昨年9月に続きとなる『White Trash Gothic Part Two』がすでに出版されておる!いつ続き出るんだよう、と結構気にしていたのだが、どうも私がアレで個人的にダウンしてた頃に出ていたようです…。版元が変わってSection 31 Productionsからの発行。こちらは元Deadite Press/Eraserhead Pressの編集者で作家のJeff Burkが最近立ち上げたパブリッシャーである。なんか古巣のDeaditeともめてやめたとかではなく、良好な関係のようなので、独立祝いに売れ筋のこの版権をピンク髪の姉御が譲ったとかいう、スプラッタパンク/エクストリームホラーちょっといい話なのかもしれないね。ちなみに今回書いている最初の『White Trash Gothic』の方も以前のDeadite Press発売から自費出版的なことになっているのだが、これもSection 31移行の前段階なのかも。160ページと割と短めでこれで完結してるのかどうかは不明だが、とにかく出版されたからには絶対読まなきゃなあ。と言いつつ昨年第2回アワードの長編部門受賞作『Full Brutal』も諸般の都合でまだ読めてないのだが…。いや、その諸般というのも前に書いたSwitchblade、Pulp Modern合同企画のTech Noirがどうしても読みたくてとか、かのラルフ・デニスのジム・ハードマンを今読まねばならん!となんか勢いついちゃったりとかで先延ばしになっちゃってるぐらいのことなんやけど…。ショパンの二乗!どっちも必ず早く読むからよー!

さて、結構序盤の話に戻るのだが、なんだかたまたま適当に選んだのがエドワード・リーの大問題作『Header』で、ここで彼の集大成にぶち当たってしまったというのはもはや「運命的な出会い」としか言いようがない!皆の衆もそう思うじゃろ!なんか謎の力とか意志とかにより、私はエドワード・リー作品布教の日本担当的な使命を与えられたという類いのものかもしれん。なんであんなホラー小説素人同然の子が!?月影先生は何をお考えなの!?
月影先生
とお怒りのコアなホラーファンの方もいるかもしれませんが、その手のなんか高次元とかからの使命ってテキトーにそこらのボンクラにランダムに割り振られていてほとんどは本人も気付かないまま台無しにされてるとかいうもんかもしれませんよ?なんか台無しにする気満々のような発言だが…。まあその程度のもんなので、万が一こいつが少し頑張ってエドワード・リーの読者が日本で一人でも増えればいいかな、ぐらいの気持ちでちょいとした暴言を許していただければ。まあ私もやたらと何でもかんでも使命感を感じてしまう「使命感症候群」みたいなもんで、常々色んな方向で使命を果たさねばと思い込んでて一つに集中できんという大問題もあるのだが…。しかし、エドワード・リーの作品を可能なら全部でも読みたい、そして彼の作品の読者を日本にも一人でも増やしたいという思いは真実である!とにかくせっかく出た『White Trash Gothic Part Two』をできるだけ早く読み、続いて他のリー作品にも取り組みこちらのブログで次々と紹介していきたいと心より願い努力して行く所存であります。あと『Full Brutal』もすぐに読むからさあ。次は絶対!

と、またしても長々と書いてきたわけなんですが、振り返ってみるとあらすじだけでもあれだけ長く書いているのに全くこの本の内容を書いていない気がする。この先のLuntvilleへ到着してからの展開はそれ程内容が濃く、凄まじいのだ!リー作品を全く読んでなくても大丈夫だし、絶対読んで損しないよう!皆の衆!このスプラッタパンクの巨匠の集大成を読むのだ!


やれやれ、やっと最優先課題であった『White Trash Gothic』について書けたでやんす。しかしまだまだ書かねばならんことは山積み!また頑張って行かなければ。とりあえずそろそろ次のスプラッタパンクアワードのノミネートの発表があるころかな?第3回があれば…。あるよな!絶対!
あー、危うく忘れるところやったけど、スプラッタパンクファンに朗報です!第1回アワードで短編集部門に輝いたにもかかわらず限定出版で入手困難だったジャック・ケッチャム先生の『Gorilla In My Room』がお手軽なKindle版で発売されておりました!ちゃんとチェックしてなくて報告遅れてごめん!みんなただちに入手すべし!
なんかおなじみの年末のランキングのアレについても言いたいことあるけど、そんな無駄話で長引かせてる余裕ないっす。あー言いたいことって「ボクの推した本をランキングの上位目に選んでくれて、読書のプロの先生方ありがとー!」とかいうホンワカした本ワカメ発言じゃないからね(なんじゃそりゃ?)。まー気が向いたらそのうちに。
あとあれの話だけはしとかんと。また書くタイミング逃しそうだから。前に途中まで読んでたエイダン・トルーヘン『七人の暗殺者』、やっぱすげー面白かったっす!日本で楽しんだのがオレ一人だって知ったことか!楽しく読んだもんの勝ちだぜ!ざまーみろ!こんな愉快な本を楽しく読めないなんてお気の毒やねえ。時間あったらもっと語りたいけどちょっと無理かも…。
そうだ本年最初なので、私の今年の予想というのをやっとこう!昨年秋ごろ全国書店の書棚平積みに出現し読書界を震撼させた「この本売れなかったら編集者辞めるしお母さんとは一生口きかない」という小学生駄々イズムあふれる販売方法は、今年さらに増大すると私は予想する!さあこれからは書店に行ったら買うつもりのない本も含めて帯を総チェックナリ!社運とおこづかい10年分を賭けた本の登場を心待ちに探索しよう!というところで今回は終わりです。ではまた。

※以下作品リストはかなり量も多いため長編作品のみを掲載しました。またしてもウィキペディアほぼ丸写しです。毎度お世話になります。アマゾンへのリンクの方は入手しやすいKindle版のみを発行年代順に見つかる限り並べました。


■エドワード・リー著作リスト

  • Night Bait (1982) (Philip Straker名義)
  • Night Lust (1982) (Philip Straker名義)
  • Ghouls (1988)
  • Coven (1991)
  • Incubi (1991)
  • Succubi (1992)
  • The Chosen (1993)
  • Creekers (1994)
  • Sacrifice (1995) (Richard Kinion名義)
  • Header(1995)
  • Goon (1996) John Pelanと共作
  • The Bighead (1997)
  • Shifters (1998) John Pelanと共作
  • Portrait of the Psychopath as a Young Woman (1998) Elizabeth Steffenと共作
  • Splatterspunk: The Micah Hays Stories (1998) John Pelanと共作
  • Masks (1999)
  • Operator B (1999)
  • Dahmer’s Not Dead (1999) Elizabeth Steffenと共作
  • The Stickmen (1999)
  • The Deaths of the Cold War Kings: The Assassinations of Diem & JFK (2000) Bradley O'Learyと共作
  • City Infernal (2001)
  • Mr. Torso (2002)
  • Sex, Drugs and Power Tools (2002)
  • Family Tradition (2002) John Pelanと共作
  • Monstrosity (2002)
  • Ever Nat (2003)
  • The Baby (2003)
  • Teratologist (2003) Wrath James Whiteと共作
  • Incubi (2003)
  • Infernal Angel (2003)
  • Messenger (2004)
  • The Backwoods (2005)
  • Monster Lake (2005)
  • Flesh Gothic (2005)
  • Slither (2006)
  • Gast (2007)
  • House Infernal (2007)
  • Minotauress (2008)
  • Brides of the Impaler (2008)
  • Golemesque (2009)
  • Trolley No. 1852 (2009)
  • The Haunter of the Threshold (2009)
  • City of Sixes (2009)
  • You are My Everything (2010)
  • Going Monstering (2010)
  • Header 2 (2010)
  • The Innswich Horror (2010)
  • Lucifers Lottery (2010)
  • Pages Torn From a Travel Journal (2011)
  • Vampire Lodge (2011)
  • Witch Water (2011)
  • The Dunwich Romance (2011)
  • The Doll House (2017)
  • Header 3 (2017) Ryan Hardingと共作
  • White Trash Gothic (2017)
  • The Homecoming: White Trash Gothic 2 (2019)
  • In the Year of Our Lord: 2202 (2019)


エドワード・リー公式ホームページ
Deadite Pressホームページ
Section 31 Productionsホームページ

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