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2019年8月25日日曜日

2019 スプラッタパンク・アワード 受賞作品発表!

先週、2019年8月17日、テキサス州オースティンで開催されたキラーコンにて第2回となる2019年スプラッタパンク・アワードの受賞作品が発表されました。またちょいと急ぎ足気味なんですが、受賞作発表結果について報告いたしますです。ノミネート作品も一緒に掲載してあるけど、一応ノミネート時の記事はこちら(2019 スプラッタパンク・アワード ノミネート作品発表!)。
なんかKeeneのホームページで発表されると思ってたらいつまでたっても来ないじゃん。私同様夏バテなんかい?そんで探してみたところ、Mike Glyerという人のSF関連ニュース・サイトFile770.comにて発表結果についての情報を得ましたので、そちらをもとに日本向けに結果を報告いたします。Mike Glyerさんありがとうございます。
ちなみにそれぞれの部門の画像と一番上で太字になってるのが受賞作です。あと、ノミネートの時のをコピペして書き換えて使おうと思ったらそっちが「2018 Splatterpunk Award ノミネート作品」になってたので直しました。んまあ、その辺からそちらも昨年2018年のを流用して作ったのがバレバレですな。えーい!文句あっか!いや、間違えてて気付かず放置してたのはごめん…。

2019 Splatterpunk Award

【長編部門】

  • Full Brutal by Kristopher Triana (Grindhouse Press)
  • A Gathering of Evil by Gil Valle (Comet Press)
  • Camp Slasher by Dan Padavona (Independently Published)
  • Last Day by Bryan Smith (Independently Published)
  • Rabid Heart by Jeremy Wagner (Riverdale Avenue Books)
  • Ring of Fire by David Agranoff (Deadite Press)

【中編部門】

  • Kill For Satan by Bryan Smith (Grindhouse Press)
  • 1000 Severed Dicks by Ryan Harding and Matt Shaw (Independently Published)
  • Cockblock by CV Hunt (Grindhouse Press)
  • Dead Stripper Storage by Bryan Smith (Grindhouse Press)
  • The Mongrel by Sean O’Connor (Matador)
  • The Writhing Skies by Betty Rocksteady (Perpetual Motion Machine Publishing)

【短編部門】

  • The Seacreator by Ryan Harding (Splatterpunk Forever)
  • Diabolicus Interruptus by Christine Morgan (Forbidden Futures #1)
  • Fistulas by Mame Bougouma Diene (Dark Moons Rising on a Starless Night)
  • Rebound by Brendan Vidito (Nightmares In Ecstasy)
  • Virtue of Stagnant Waters by Monica J. O’Rourke (Splatterpunk Forever)

【短編集部門】

  • DJStories by David J. Schow (Subterranean Press)
  • Dark Moons Rising on a Starless Night by Mame Bougouma Diene (Clash Books)
  • Nightmares In Ecstasy by Brendan Vidito (Clash Books)
  • The Very Ineffective Haunted House by Jeff Burk (Clash Books)
  • Walking Alone: Short Stories by Bentley Little (Cemetery Dance Publications)

【アンソロジー部門】

  • Splatterpunk Forever by Jack Bantry and Kit Power (Splatterpunk zine)
  • The Black Room Manuscripts Volume 4 by J. R. Park and Tracy Fahey (Sinister Horror Company)
  • Monsters of Any Kind by Alessandro Manzetti and Daniele Bonfanti (Independent Legions Publishing)
  • Welcome to the Show by Doug Murano and Matt Hayward (Crystal Lake Publishing)
  • Year’s Best Hardcore Horror Volume 3 by Randy Chandler and Cheryl Mullenax (Red Room Press)

【J.F. GONZALEZ LIFETIME ACHIEVEMENT AWARD】

  • David G. Barnett


長編部門、並びに中編部門はGrindhouse Press作品。短編集はデイヴィッド・J・スカウの限定版かな?のプリント版のみで出版のやつ。アンソロジー部門と収録作が短編部門を受賞したのは、昨年も『SPLATTERPUNK FIGHTING BACK』でアンソロジー部門を制したSplatterpunk Zineの『Splatterpunk Forever』という結果となりました。
C. V. Hunt姐さん
第2回である今年の注目は、Grindhouse Pressの躍進か。中編部門に作品がノミネートされている作家C. V. Hunt姐さん率いるGrindhouse Pressは、さっき見たら来年で設立10周年でイベント開催も予定されているらしい。Hunt姐さんやAndersen Pruntyなど、どちらかと言えばビザール系に属するホラー・ジャンルの作品を数多く出版してきたパブリッシャーである。ひと昔前ぐらいにアメリカのAmazonでノワール系『Thuglit』とか見てると姐さんを始めとするGrindhouse Press物がおすすめ的なところに出てくることがよくあり、そんな経緯で結構前から気にしてたところです。しばらく前は、なんか半年ぐらい音沙汰がなく、やめちゃったのかな~と思っていると突然復活し、またしばらく沈黙、みたいなマイペースな活動を続けていましたが、最近は結構コンスタントに本も出ている様子です。
さて、なんだかんだ言ってもやっぱりかなり小規模に見えるこのスプラッタパンク・アワードでの躍進が、快挙とか言えるほどのもんかはわかりませんが、少なくとも私的には延々と後回しにし続けてきたGrindhouse Press作品を最優先的に読むチャンスができたぞ、と喜んでいるところではあります。とにかく長編部門受賞のKristopher Triana『Full Brutal』を読んで、その勢いで中編部門Bryan Smith『Kill For Satan』も読んじゃおうかしらん、と思っている次第です。…のですが…、いや、大変に申し訳ないが、なんだかんだで昨年長編部門受賞のエドワード・リー『WHITE TRASH GOTHIC』についてもいまだに書けていない体たらく…。とにかく色々考えすぎて停滞している辺りが片付いたら最優先で『WHITE TRASH GOTHIC』について書き、本年度分についてもなるべく早く続けて行こうと切に思っている次第であります。で、私自身の近況でありますが、えーと…、まあ色々あるが要約すると結局のところ夏バテやね…。ごめん。まあずいぶんと遅れているやつもまもなく出来上がると思いますので、そっから少し過ごしやすい秋に向けてペースを上げて行けないかと。とにかく書きたいこと、というよりは書かねばならんと強迫観念的に思っているのも山積みなので、何とか息の続いている限りは頑張って続けて行こうと思っております。いやさあ、「息の続く限り」とか大袈裟なこと言うなら、なんか今日やる気出ねえから休んじゃえ、とかサボるなよ、オレ!それではまた。ぐー…(寝)。
あっ、いかんこんな適当に終わっては(起)。こうして第2回も優れた推し作品を世に示したスプラッタパンク・アワード!続く来年度第3回も優れたホラー作品を選出してくれることを大いに期待しつつ、また応援を続けて行く所存です!来年も続くよな?がんばってねー。

Grindhouse Pressホームページ


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