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2022年8月23日火曜日

2022 スプラッタパンク・アワード 受賞作品発表!

今年もやってきました!第5回となる本年2022年度のスプラッタパンクアワードの発表です!
コロナ禍により昨年、一昨年と開催が見送られ、ウェブのみでの開催となっていたキラーコンですが、本年2年ぶり、 あれ?これは3年ぶりというのが正しいのかな?まあいいや、とにかく久しぶりにテキサス州オースチンの会場にて開催され、そして8月13日土曜にその会場にて本年のスプラッタパンクアワードが発表されました。
やっぱちゃんと開催されると本人も会場に行ってて忙しいのか、Brian Keeneのホームページからの発表は遅れてたりしたのですが、SF・ホラーファンの方々のホームページに掲載されていたのをいくつか見て、 確認させてもらってお伝えします。通例通り、各部門画像と最上部太字作品が受賞作となっていますが、今年はアンソロジー部門で審査員からの得票数が同点だったため、2作が受賞となっています。

2022 Splatterpunk Award


【長編部門】

  • The Night Stockers by Kristopher Triana and Ryan Harding (The Evil Cookie Publishing)
  • Don’t Go To Wheelchair Camp by David Irons (Severed Press)
  • Trench Mouth by Christine Morgan (Madness Heart Press)
  • The Maddening by Carver Pike (Independently Published)
  • The Devoured And The Dead by Kristopher Rufty (Death’s Head Press)
  • Left To You by Daniel J. Volpe (D&T Publishing)

【中編部門】

  • Things Have Gotten Worse Since We Last Spoke by Eric LaRocca (Weirdpunk Books)
  • Midnight In The City Of The Carrion Kid by James G. Carlson (Gloom House Publishing)
  • Only The Stains Remain by Ross Jeffery (Cemetery Gates Media)
  • A Roll Of the Dice by Matt Shaw (Independently Published)
  • Sacrament by Steve Stred (Black Void Publishing)
  • Talia by Daniel J. Volpe (Independently Published)

【短編部門】

  • “Next Best Baker” by Jeff Strand (from Baker’s Dozen, Uncomfortably Dark)
  • “The Martini Club” by Aron Beauregard (from Beyond Reform, Aron Beauregard Horror)
  • “Fireflies and Apple Pies” by Thomas R. Clark (from The God Provides, St. Rooster Books)
  • “Sun Poison” by Stephen Kozeniewski (from Battered, Broken Bodies, Independently Published)
  • “Start Today” by Justin Lutz (from Teenage Grave, Filthy Loot)
  • “Abigail” by Daemon Manx (Terror Tract Publishing)

【短編集部門】

  • Beyond Reform by Jon Athan, Aron Beauregard, and Jasper Bark (Aron Beauregard Horror)
  • Black Tongue And Other Anomalies by Richard Beauchamp (D&T Publishing)
  • Sinister Mix by Brian Bowyer (Independently Published)
  • Shattered Skies by Chris Miller (Death’s Head Press)
  • Twisted Tainted Tales by Janine Pipe (Pipe Screams Press)
  • May Cause Ocular Bleeding by Nikolas P. Robinson (Independently Published)

【アンソロジー部門】

  • Body Shocks edited by Ellen Datlow (Tachyon Publications)
  • Baker’s Dozen edited by Candace Nola (Uncomfortably Dark)
  • Between A Spider’s Eyes edited by River Dixon (Potter’s Grove Press)
  • Bludgeon Tools edited by K. Trap Jones (The Evil Cookie Publishing)
  • Gorefest edited by K. Trap Jones (The Evil Cookie Publishing)
  • Battered, Broken Bodies edited by Matt Shaw (Independently Published)

【J.F. GONZALEZ LIFETIME ACHIEVEMENT AWARD】

  • Clive Barker

【SPLATTERPUNK HALL OF LEGENDS INDUCTEES】

  • Richard Laymon
  • Jack Ketchum
  • J. F. Gonzalez
  • Charlee Jacob
  • John Pelan
  • Gak
  • David G. Barnett


長編部門では、最近ではもうこのジャンルの顔ぐらいになりつつあるのかもしれないKristopher Trianaと、Ryan Hardingの合作作品。中編のEric LaRoccaは、ブラムストーカー賞へのノミネート経歴もある、ホラー ジャンル注目の新鋭ぐらいなのかな。受賞作なのですが、英国大手のTitan Booksから他の作品も加えた新版が出るそうで、Weirdpunk Booksの方は絶版になっています。Titan Booksってこのジャンルの関連から見ると かなりの大手で、結構注目度高いのかも。短編部門では、名前だけはよく目にしながらそれほどよく知らなかったのだけど結構ベテランらしいJeff Strand。短編集部門では、作者3人連名だけどパブリッシャーがうちのひとり の名前Aron Beauregard Horrorなので、この人の個人出版社なのだろう。他のアンソロジーでも名前を観たので、現在勢力拡大中で頑張ってる人なのだろうね。アンソロジー部門では、ノミネート時に言っていた 肉体変形or破壊系アンソロジーのうち、SF寄りEllen Datlow編集が勝利。あと、短編部門Jeff Strand作品収録のBaker’s Dozenが同点一位で並びました。
ノミネートの際にも書きましたが、今年はちょっと衰弱気味に見えるスプラッタパンク・エクストリームホラージャンルですが、今回はやっとめでたくキラーコンも無事開催され、ここからまた再起盛り上がってくるものと 期待します。いや、大丈夫だって。奴ら本当にしぶといもん。いつまで経ってもなかなか本格的にこっちのジャンルに注力できなくて申し訳ないのですが、日本ではますます翻訳紹介などの見込みもないこのジャンル、 僅かながらでも情報を継続できるよう、また今後も頑張りたいと思います。いや、少しでも余裕あったら作品紹介にも努力するつもりですので。


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